平野啓一郎『本の読み方』(PHP文庫)を読んでみた
どーも、ふぎとです。
僕は書店で一目見た本に惚れて、そのまま買うという
事が多いんですが、この本もそんな1冊でした。確か神
戸センター街のジュンク堂だったかな。
本の中身をひとことでいうと「アンチ速読」。下手に
読んだ冊数を稼ぐよりも1冊1冊丁寧に読んだ方が、結
局は人生に役立つよね、っていうことです。
著者の平野啓一郎さんは小説家。去年公開された、福
山雅治さん主演の映画『マチネの終わりに』の原作者と
言えばピンと来る人もいるかもですね。
この本には「血肉にするための読書」の具体的な方法
もいろいろ書いてあって、読ませるところが多いです。
特に後半の「実践編」は圧巻ですよ。明治~平成の小説
だけじゃなく、ミシェル・フーコー『知への意志』とい
う思想書まで、ゴリゴリと読んでいくサマにしびれまし
た。なので哲学書とかいろいろ読んでみたいって人にも
オススメです。
ではでは、今日はこの辺で。ふぎとでした。